フランス リヨン帽子美術館インタビュー 2

2009年2月4日
L’ESSOR 2008.12.26-2009.01.01
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帽子博物館:日本の技術
帽子博物館は、日仏交流150周年を記念して、フランスのリヨン市にあるギャラリー・レガール・シュッドによって催された第二回ビエンナーレに参加した。
12月31日まで行われている平野徳太郎・紀子夫妻と竹口まゆみの作品の展覧会は一見の価値がある。12月19日、平野徳太郎氏は、シャゼルの帽子博物館を表敬訪問した。彼は、京都にある彼のアトリエで帽子の製作技術を教えているデザイナーだ。
彼の得意とするところのものはスパートリーを使った帽子製作である。型を作り、縁取りし、覆い、飾る、そうした帽子作りの作業が、この素材とともに行われていく。この技術はもはやフランスには存在しない。
彼は素材と色の芸術家だ。